Googleの調べで2021年に『環境保護の方法』を検索する人の数が過去最大になったそうです。
こんにちは南ドイツ在住ブロガーのyurigonです。
地球温暖化、北極の白くま、マイクロプラスティック、エコバッグ、電気自動車、ソーラーパネル、オーガニックコットン、気候変動、などなど
環境保護を調べるとたくさんのキーワードが出てきます。ここから私たちに直接関わることがどれだけあると思いますか?
今回の記事では、ドイツ生活の中にある身近な環境保護活動について紹介していきたいと思います。
今回は生活の一部となっている活動を紹介します。
食器のつけおき洗い
日本でもお馴染みのキッチン洗剤『Froschフロッシュ』
カエルがトレードマークです。ドイツでも人気があり、どこのスーパーマーケットでも購入可能。
お湯を溜めたシンクにフロッシュ洗剤を少量入れて、食器を浸けておきます。水1Lにつきo,6 mlのフロッシュ洗剤を入れます(つけおき前に汚れた食器はさっと流します。油汚れのひどいフライパンなどは単品で洗う事をおすすめ。)
そのあとに新しい水で洗い流さずにそのまま食器を拭きます。1980年代にあった自然災害をうけて環境保護を目的としてできた洗剤がフロッシュです。
水1L:0.6ml
5Lなら3ml
7Lなら4.2ml
10分ほど置いてからしっかりと拭くだけ
中性なので肌荒れにも安心
洗剤を洗い流さなくても大丈夫?洗剤が残らない?
私もドイツへ来た当時、同じことを思いました。でも良く考えてみると、希釈率が1666.6666倍、その後しっかりとふきあげるので、普通にゆすぎ洗いするのとさほど変わらない気がします。
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RECUPリユースカップ
オーガニックショップを中心にドイツ国内で展開しています。このカップはPfand(預け金)として1ユーロかかり、飲み物を店内で買う際に加算されます。次回からはこれを持参してコーヒー等を入れて貰いゴミを出さない仕組み。
※取り組みとしては良いと思うけれど、スタバのように、このカップにいれたからといって飲み物は安くならないのと、飲み終わった後、中が汚れているから鞄に突っ込めないのが残念なところ。ドイツ人は気にしないかな?
飲料水ボトルのデポジット
ドイツではスーパーマーケット等で飲み物を購入する際に、リサイクル可能なボトルには必ずPfand(プファンド)というデポジットが加算されます。大小問わず25centです。例えばお水15centを買ったとしたら、そこに25cent加算されるので、合計40centで購入することになります。ただ、空き容器は全国のスーパーマーケットの回収機で返金されるので、容器は捨てずに取っておきましょう。
- Pfandとは預り金のことです。
- ほとんどの容器についています。
- Pfandを返金してもらうときに、バーコードが必要なので、剥がさないように!(日本から来た家族が気を使って分別ゴミとして破棄してしまったことがあったので注意してください)
オーガニックヨーグルトの瓶も15centのPfandがつくことがありますので、レシートでチェックしてみてください。瓶は回収機ではなく、スーパーのインフォメーションや大型飲料店で返金してもらえます。わざわざ返金するのも面倒くさいし15centで安いから捨てちゃえ!と思わずに是非返金してもらってくださいね。
お店は20時閉店、日祝日は営業禁止
これは例外もありますが(22時まで空いているスーパーもある)、基本的に全てのお店が20時、いや20時前には、気が付いたら閉まっています。
私もこちらへ来てすぐの時に時間をすっかり忘れて行ったら、着いたのが19時55分で3分で買い物を済ませる羽目になり、冷や汗をかいた経験があるので、皆さんも気をつけてください
ドイツでは日曜、祝日はRuhetag(ルーエターク)として法律で保護された休息日です。この日に仕事をしてはいけません。日曜大工も禁止です。もしこの休息を妨害する人がいたら訴えられることがあり、その金額は3桁になることもあるそうです。例えば、日曜日に草刈りをする、家の壁に穴を開ける作業がそうです。
とすると開いているのはパン屋さんのみ・・・。ドイツ人は朝食のパンを7時過ぎに買いに行くので、パン屋さんだけは早朝から開いています。(日曜は午前中のみ)
日本のようにいつでも買い物が出来る状況ではないので、土曜日の20時までに買い物は済ませないといけません。
消費者から見ると不便でも、この法律によって労働者が守られていると思いませんか?
日曜日は家族で過ごす日と決まっているので、お友達との約束も基本的にはしません。
日曜日はドイツ人が大好きなSpazieren(シュパツィエレン)散歩をするか、Wandern(ヴァンダン)山登りをします。外にいるときはマスクをしなくても良いので、ロックダウン中は森に人が集中しました。
ドイツ人は物を長く使う
これは私が好きな文化でもあり、なかなか実践出来ない文化でもあります。
日本にいる時は、より便利で効率の良い生活を送りがちでしたが、こちらへ来て時の流れもゆっくりになり、家にいる時間が長くなった気がします。だからか良く分かるのですが、家の時間が長いからこそ、毎日使うものは丈夫で良いものを使いたくなります。食洗機が一般的なので、それに耐えられるステンレス性のカトラリーや鍋だったりです。
私の知るドイツ人の印象は、多少高くても丈夫で質の良いものを買って長く使うイメージがあります。車にせよ、鞄にせよ、キッチンにせよ使えるものは修理して長く使う文化がドイツにはあります。フェラーリのような華やかさは無くても、事故があってもペシャンコにならない頑丈さやアウトバーンを時速300kmで走るパワーを持つ車がドイツ車にはあります。
ドイツ製品は華やかさよりも、機能美、ずっと使えるシンプルなデザインが多いのは長く使い続ける国民性からかもしれません。
以前紹介したWMFのキッチン用品の記事です↓
週3回開催されるファーマーズマーケット
地域によっても違うかもしれませんが、私の住む街ではなんと月曜日、木曜日、土曜日の朝8時からお昼過ぎまで各農家が売りに来てくれます。それは野菜だけでなく、卵、花、肉、オリーブ、蜂蜜と多岐に渡ります。ここでは計り売りで売ってくれるので、買い物袋や卵ケースも持参です。毎回ここで買えば、ゴミも減りますね。2022年2月からデメターの農家が売りに来るそうなので、楽しみです。
先日のデメターについての記事です↓
電気自動車の無料充電ステーション
これは最近ですが、スーパーマーケットチェーンを筆頭に続々と車用の充電ステーションが出来始めています。
現在はスーパーマーケットの駐車場に設置され買い物中に充電が出来、1時間まで無料です。Aldi(アルディ)のHPでステーション検索が出来ます。その他Lidl(リーデル),Kaufland(カオフランド)といったチェーン店も展開中です。
Aldiは南ドイツを中心にヨーロッパにあるチェーンです。ドイツ国内で現在は241箇所のスーパーマーケット駐車場に設置されています。
身近な環境保護についての記事【まとめ】
いかがでしたか?ドイツでは今このような取り組みが身近にあります。日本にもきっと今までとは違った取り組みがあるかと思います。もしこんなことやってるよ、とか知ってるよということがあればコメントかメッセージで教えてほしいです。
サスティナビリティの言葉だけに流されずに、日々の小さな活動が何十年後かの大きな成果になりますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
明日も心豊かに過ごせますように
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