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みんなどうしてる?子供のお小遣い。何歳から渡す?

子供お小遣い ドイツ生活

グーテンターク!南ドイツ在住ユリコです。

今回は子供のお小遣いについての記事になります。学校に行き始めるとお友だちも増えて、今まで知らなかった事をお友だちを通して知ることが増えます。その中の1つにお小遣いもあるかと思いますが、みなさんはどうしていますか?もう既に渡しているという方もいるでしょうか?

うちはお小遣いは渡していませんよ。必要なもの、欲しいものがあれば、子供と一緒に行って買うので特にお小遣いを渡す必要はないと思っています。

なるほど。確かに子供はまだきちんと計算も出来ないし、渡してもお金を失くすし、、、自分でお金の管理が出来るのか?という点は心配。

こんな方におすすめの記事です
  • お小遣いは必要ではないと思っている人
  • 子供が学校に行き始めて、他のお友だちからお小遣いの話を聞いて自分も欲しいと言い出したときに、幾らが妥当か悩んでる人
  • 渡すタイミングはいつがいいかわからない人
  • 何か気を付けるべきポイントがあるか知りたい人

わしは子供のお小遣いは賛成じゃ。子供だって、自分の好きに使えるお金は必要だし、責任をもって自己管理できる大人になって欲しいしな。

お小遣いに対しては家庭によって様々な考え方がありそうですね。
さて、ドイツではどのように『お小遣い』について考えられているのでしょうか?
2020年にStuttgarter Zeitungに掲載されていた記事を元に解説をしていきたいと思います。

この記事を読み終わる頃には、きっとお小遣いに対してポジティブなイメージと、実際にどのように渡すべきかをご自身に照らし合わせて考えられるようになっているかと思います。

それでは進めていきましょう!

お小遣いは渡さなければいけない?

答えはノー。
お小遣いを渡さないといけないことは有りません。ご家庭によっては難しい時もあるでしょうし、必要ないと考えているご家庭もあるかと思います。

ただ、お小遣いは子供に自分のお金を管理させて、自分なりに計画を立てることの勉強になったり、何に使うかを自分で考え、試行錯誤する良い経験になることは間違い有りません。

子供のお小遣いは幾らがベスト?

ではお小遣いは幾らがベストなのでしょうか?年齢によって、どのくらいを目安に渡したらいいでしょう?

ここで、おおよその金額が分かる表を紹介します。

お小遣い表2021【ドイツ】

年齢お小遣いの金額日本円概算
6歳以下0,50 Euro /週65円
6 -7 歳1,50 – 2 Euro /週200円
8 – 9 歳2 – 3 Euro /週260~400円
10 – 11 歳13 – 16 Euro /月1700~2000円
12 – 13 歳20 – 22 Euro /月2600~3000円
14 – 15 歳25 – 30 Euro /月3200~4000円
16 – 17 歳35 – 45 Euro/月4700~6000円
18 歳70 Euro /月10000円
Deutsches Jugendinstitut

お小遣いは何歳から渡せばいい?

上記の表を見ても分かるように、小学校へ行き始める辺りの5歳から7歳がお小遣いあげる時期に最適です。
お小遣いは、子供がすでに算数ができ始めて、お金の支払いがどのように機能しているかを想像できる場合に意味があります。

もし子供が必要以上にお小遣いを欲しがるとき

まず、お小遣いの金額が表に当てはまっているかを確認してください。そして、お友だちの親に幾らお小遣いをあげているか聞いてみて下さい。その金額にあなたがする必要はありませんが、もしその金額が多い場合、それによって常にあなたの子供が影響されていると言えます。

そのときは、子供が何にお金を使っているのか一緒に話し合ってみてください。そして、お小遣い帳のようなものを付けるのは良いアイデアでもあります。お金が失くなる理由を明確にし、どうしたいのか?を一緒に考えるために有効です。

これは気を付けたい!親がやってしまいがちな事

  • 何かしらの条件を付けてお小遣いをあげることは避けましょう。

例えば、悪いことをしたからお小遣いを減らしたり、テストを頑張ったから増やすというようなことです。

なぜダメかと言うと、お小遣いは、本来責任を持ってお金を処理する方法を子供に教えるために使用されるからです。条件付きでお小遣いを渡す行為は、本来の目的に反します。

  • また、必ずしもお手伝いによる支払いとリンクされるべきではありません。お小遣いに関係なく、子供たちは年齢に応じて家事を手伝うべきであることは言うまでもありません。追加の家事の見返りに子供に何かを支払うかどうかはあなた次第です。ただし、この支払いはお小遣いとは無関係であることは、子供と親の両方にとって明らかです。
  • 子供のお金の使い方をコントロールしてはいけません
    それは子供たちが自ら考えて、貯金するのか?使ってしまうのかを決めるべきだからです。
    使い方が良くないや他の兄弟姉妹と比較したりひいきしたりしないように心に留めておきましょう。

お小遣い制にしない場合は?

それぞれの考え方があるのと同時に、状況によっても難しいときがあります。
上記のお小遣い表はあくまでガイドラインとして捉えるべきであり、その時の財政状況で金額などは考えるべきです。そしてまた、その状況についても子供とよく話し合うべきです。

逆に財政に余裕がある時もあります。そのときに気を付けるべきは、推奨金額以上にあげすぎないと言うことです。お小遣いは、子供たちがお金の扱いを覚えるために使用され、学習効果は、子供たちが自分自身を制限し、予算を分割し、もっと欲しい場合はより長く節約することを学ぶ必要がある場合にのみ達成できます。お小遣いが多すぎると、この効果は失われるので注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?みなさんは既にお小遣いをあげているでしょか?幾らくらいですか?このドイツ青年局発表のお小遣い表は皆さんにとって少なかったでしょうか?多かったでしょうか?

子供たちが将来お金をしっかり管理できるようになって欲しいですね!

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んで頂き有り難うございました。

明日も心豊かに過ごせますように

【参考資料】Deutsches Jugendinstitut

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